謹啓
去る11月8日、帝塚山学院大学にて第64回日本栄養・食糧学会近畿支部大会を開催させていただきました。南海電鉄泉ヶ丘駅から更にバスで10分あまり、便利とは言い難い本学ですが、幸い天気も良く秋晴れのもと正会員81人(学内関係者含む)、学生74人、非会員7人、招待者など24人、合計186名の皆様に参加いただけ、参与会出席者も60人となりました。
特別講演では、医薬基盤・健康・栄養研究所の池田 奈由先生にご自身が取り組まれた減塩効果の定量的評価を題材として、経済学のご出身らしいアプローチをご紹介いただきました。栄養学、特に機能性食品因子の研究者にとって、健康増進や健康維持の効果を評価するのは、医薬品の治験以上に難しいところですが、大阪公立大学 水野 敬先生には未病研究に切り込む健康関数の開発という野心的な挑戦をお話しいただけて、実り多い時間となりました。
今回は、第16回栄養学を志す若手のためのフォーラム(世話人 大阪公立大学 松村 成暢先生)の同時開催も試みました。花王(株)の齋藤 勝義先生、サントリーウエルネスの泰松 暁先生からは、大学での学びを終えて企業人となる際に適応する苦労を乗り越え新しい仕事を確立するバイタリティーを、テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターの藤川 哲兵先生には卒業後もアカデミア目指してまっしぐらに進む初志貫徹の意志と情熱をお伝えいただき、若い参加者には大いに刺激になりました。支部会の運営スタイルへの提案にもなったかと思われます。
学生により運営されている全国的にも珍しい学食で行われた意見交換会も、学生以外57人、学生49人、ご招待など27人で、盛会裏に終えることができました。本学スタッフはもとより、会員の皆様、支部事務局からのサポートにより支部大会をなんとか終えることができました。心から感謝申し上げますとともに、長年お世話になりました参与会をこれにて辞退させていただく、今後ますますのご発展を祈念してご挨拶とさせていただきます。
| 大会名 | 第64回 日本栄養・食糧学会 近畿支部大会 |
|---|---|
| 開催日時 | 令和7年11月8日(土) 9:30より |
| 会場・ 意見交換会 (懇親会)会場 |
会場名:帝塚山学院大学本館 (https://www.tezuka-gu.ac.jp/access/) 会場住所:〒590-0113 堺市南区晴美台4-2-2 意見交換会会場名:帝塚山学院大学ダイニングコモンズ (https://www.tezuka-gu.ac.jp/nyushi/campus_life/cafe/) 意見交換会会場所在地:〒590-0113 堺市南区晴美台4-2-2 |
| 最寄り駅からの ルートと所要時間 |
南海泉北線泉ヶ丘駅あるいは南海高野線金剛駅から 南海バス約10 分 |
| 費用(税別) |
【大会参加費】 正会員:1000円 学生:無料 非会員:3000円 要旨集のみ:1000円 【意見交換会参加費】 5000円 意見交換会事前申込の要否: ☑必要 ☐不要 |
| プログラム案 (時間割) |
9:30〜10:50 一般講演 11:00〜12:20 第16回 栄養学を志す若手のためのフォーラム 12:20〜13:10 昼休憩/参与会 13:10〜15:00 若手研究者奨励賞選考講演 15:10〜17:10 特別講演 17:20〜19:00 意見交換会・若手研究者奨励賞表彰式(帝塚山学院大学ダイニングコモンズ) |
| シンポジウム情報 | ・食環境づくりをはじめとした栄養政策による医療経済学的効果のシミュレーション 医薬基盤・健康・栄養研究所栄養社会科学研究室 室長 池田 奈由先生 ・健康関数による個別健康最大化を目指した取組〜食・栄養・健康への展開〜 大阪公立大学健康科学イノベーションセンター副所長 水野 敬先生 シンポジウム参加資格:大会参加者 |
| お問い合わせ先 | 住所:〒590-0113 堺市南区晴美台4-2-2 帝塚山学院大学 所属:食環境学部 会頭:西川 禎一 実行委員長:足達 哲也 TEL:072-296-1331 FAX:072-292-2135 E-Mail:jsfs_kinki_tgu@tezuka-gu.ac.jp |
| ポスター | ![]() クリックすると拡大表示されます |
演題の登録にはCOIの報告をしていただくことが必須となります。報告書の書式および提出方法は演題登録時にご案内いたします。また発表時にはCOI状態を開示していただくことが必要となります。
開示の書式は日本栄養・食糧学会のホームページよりダウンロードいただけます。